──続いての登場は、“セリコ”こと芹澤優。2017年4月にはミニアルバム『YOU & YOU』でソロデビューも果たし、まもなく2ndシングル「デビきゅー」をリリース(2019年11月27日)。声優としても数多くの作品に出演している彼女が、声優・アイドルの世界に入るきっかけとなり、自分にとって大きな存在であるというi☆Risについて語った。

「芸能界には小さい頃から憧れていました。NHKの『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』で活躍するまいんちゃん(福原遥)を見て、自分もこの番組に出たい!と悔し涙を流したりして(笑)。でも、実際にタレントさんみたいなことができるかというと、恥ずかしくてイヤだ、みたいなシャイな子でした。小学生になると、アニメの『満月(フルムーン)をさがして』という作品が大好きになって。死神に残り1年の寿命だと言われた女の子が、歌手を目指すという物語だったんですけど、そこで描かれる歌手の世界が本当にキラキラしていて、改めて私もこんな世界で活躍したいなと思いました」

──自分が目指す職業を、声優と定めたのは中学生の頃。『涼宮ハルヒの憂鬱』がきっかけとなった。

「さきさま(山北早紀)と同じように、『涼宮ハルヒの憂鬱』の平野綾さんに衝撃を受けて、自分もお芝居ができて歌えて踊れる声優になろうと思いました。中学時代の私はなかなか学校にもなじめず、つらいと思うことも多かったのですが、そのときにずっと家でアニメを観ていて、この世界には自分が好きなものが全部詰まっていると思って、そこからは声優以外には脇目も振らずという感じでした」

──「アニソン・ヴォーカルオーディション」を受けたのは、高校2年生のときだった。

「高校時代は声優の専門学校に通っていて、先生にこんなオーディションがあるから受けてみたら? と言われたのが応募のきっかけです。アニソン歌手と声優の両方になれるオーディションだったので、私にぴったりと思って。オーディションは自信満々でした。声優の学校に通っていたから、他の応募者の子に対して『私はあなた達と違うのよ。ちゃんと勉強してるし、本気なんだから』って(笑)。イヤな感じですね(笑)周囲の子への対抗意識がすごくてバチバチだったんです。さきさまやひみちゃん(茜屋日海夏)はオーディションが終わったあと、同じ組だった子とご飯に行ったみたいなんですけど、私にはそんなこと考えられませんでした」

──インタビューに同席している他のメンバーに、「若いねー」と笑われながら、やる気満々だったオーディションの思い出を語る。最終審査のPRタイムでは「私の無限の可能性を信じてください」と言い切ったという。

「若さって、すごいですよね(笑)。短いPRタイムに何を言うか、オーディションのためにたくさんのアイディアを書いたメモが、まだ自宅に残ってます。だから合格して、ソロじゃないって知ったときは、正直戸惑いました」

──ともかく、6人組の声優アイドルユニット、i☆Risのメンバーとしての日々が始まる。

「i☆Risの良さは、それぞれにやりたいことがあって、それに向かってそれぞれが努力をしているところだと思います。別々の目標がある6人だから、活動を続けていくうちにそれぞれのスタイルが出来上がっていきました。スタッフのみなさんも、私たちを型にはめることなく、個性を活かしてくれたと思います」

──彼女にも、『プリパラ』の前後を振り返ってもらった。

「i☆Risの瀬戸際だったと思います。さきさまが言ったように、『プリパラ』前の新宿BLAZEのライブはお客さんが思うように入らなかったし、MCではずっちゃん(澁谷梓希)が、i☆Risを辞めようと思っていたなんて言い出すし、「このユニット、もう後がない!」みたいな感じが本当にすごくて(笑)。私もめちゃめちゃ焦ってました

──それでも6人での活動に打ち込んで、『プリパラ』によってi☆Risはいよいよ人気ユニットになっていく。

「そんな中、2016年11月の日本武道館ライブがあったんですけど、私たちメンバーにとっては自分の力でここまで来たという喜びよりも、スタッフのみなさんの力で立たせてもらったという感覚のほうが強かったです。もちろん、武道館のステージに立てたことには感動しましたし、たくさん集まってくれたファンのみんなの顔がよく見えたのも嬉しかったんですけど、日本武道館には絶対にもう一度立ちたいという気持ちが強くて。次は6人の本当の力で武道館ライブを掴み取りたいです」

──リーダーの山北が言ったように、武道館ライブを経験した後も、i☆Risは決して順風満帆ではなかった。しかし、今は不安な時期を乗り越えることができたと語る。

「2018年が次の転機になって、今年春のライブツアー『FEVER』では、みんなからどんどんアイディアが出て、自分たちの思い通りのライブをすることができました。みんな、普段は個々の仕事をしながら、i☆Risとして集まるときはi☆Risに集中できるのがいいなって。正直、「この先、私たちどうなるんだろう?」と思いながら、アニバーサリーライブを迎えた年もあったんですけど、今年は10周年を感じられる7周年みたいな感じで、まだまだこの先もやっていけるという確信がある中でのアニバーサリーになりました。今のi☆Risが、今までのi☆Risの中で一番好きだなって思います」

──第2週は茜屋日海夏&若井友希が登場。i☆Risの軌跡をそれぞれの視点で振り返っていただきます!

インタビュー・構成=鈴木隆詩

インタビュー第2回
茜屋日海夏 編 / 若井友希 編は
11月13日(水)掲載予定です。

★ i☆Risさんのインタビュー記事はこちら! ★

● 第1回 山北早紀 編 / 芹澤 優 編
● 第2回 茜屋日海夏 編 / 若井友希 編
● 第3回 久保田未夢 編 / 澁谷梓希 編
● 第4回 i☆Ris全員 編

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