──今年、デビュー7周年を迎えたi☆Ris。6人のメンバーそれぞれに話を聞いていくマンスリー・インタビューの2週目をお届けします。まずは、“ひみたす”こと茜屋日海夏の登場です。

「私も小さい頃から芸能の世界に入りたいなと思っていました。さきさま(山北早紀)目立つのが苦手だったと言ってましたが、私は逆に猪突猛進タイプで、学芸会の劇でも「私、主役やります!」って立候補してましたね。舞台やミュージカルが好きで、実際に劇場で観たり、家でビデオで観たりしていて、とにかくお芝居がやってみたかったんです。中学生になっても芸能界の憧れはずっと持ち続けていて、進路希望の学校に提出するときも、東京の芸能コースがある高校の名前を書いていました(笑)」

──アニメへの興味は、どうだったのだろうか。

「小学生の頃は『ポケットモンスター』とか『おジャ魔女どれみ』とか、みんなが見ているような作品を見ていました。濃いアニメファンだったという時期はなくて、ずっと子供向けのアニメが好きでしたね。それは今でも変わってなくて、i☆Risとして活動を始めてからも、ずっと子供向けの作品に出たいなって思っていました」

──高校生になる頃には、いくつものオーディションにチャレンジしていた。

「声優系ではなく、若い女の子のタレント募集みたいなオーディションを中心に受けていました。そんなとき、ネットサーフィンで見つけたのが『アニソン・ヴォーカルオーディション』だったんです。柴咲コウさんのような、歌手活動もしている女優さんに憧れていて、私も歌をやりたいなって、ずっと思っていたので、これは歌手を募集しているオーディションなのかなと、応募してみました。最初は親に内緒だったんです。だから準備にお金をかけられなくて、応募写真も携帯で自撮りしました(笑)」

──最終審査に残ることになって、両親に打ち明けた。

「二人とも私が芸能界を目指していることを知っていたので、せっかく最終まで来たんだから、最後までやってみなさいと応援してくれました。最終審査は何をやったのか、全く覚えてなくて、審査員の方に「メガネを外してください」と言われたことしか記憶に残ってません(笑)。実は最終審査のために、コンタクトレンズを生まれて初めて作ったんです。でも、当日、あまりの緊張にレンズを破いてしまって。仕方なく予備のメガネで審査に臨んだんですけど、がっちりしたフレームの全然おしゃれじゃないヤツで。外したら、審査員の方の顔がよく見えなくなって、この後、どうしたらいいだろうって思いました(笑)」

──そんなトラブルがありながらも、見事に合格。i☆Risのメンバーとなって、夢だった芸能活動をスタートさせる。

「私はもともと役者志望なので、合格者6人でアイドルユニットを組むと聞いたときはびっくりしました。みんな個性がバラバラで、どうなっていくんだろうと。でも、7年やってきて今思うのは、この6人じゃなければここまで来られなかったし、この先も想像できないということです」

──i☆Risの大きな転機は、今までに2回あったと振り返る。

「ひとつはみんなが言うように、6人全員で『プリパラ』という作品に出演できて、i☆Risとして主題歌を歌わせていただいたことです。(芹澤)優ちゃんは『プリパラ』以前にも声優の仕事をいくつもやっていたんですけど、私や他のメンバーはあまり声優のお仕事の経験がなくて。それなのに、i☆Risは声優アイドルだと公表していたので、自分たちは世間からどう見られているんだろうと悩んだ時期もあったんです。そこに『プリパラ』で6人全員がメインキャラクターを演じるという機会をいただけて、自信につながっていきました」

──もうひとつの転機は、山北や芹澤も言っていた2018年だ。

「日本武道館のライブは感動的で、私もアドレナリン爆発でした。でも、2人が言っていたようにi☆Risとしては伸び悩んでいた時期だったんです。それを自分たちでどうにかしようと話し合って、ライブに対してこんなことをしてみたいということを、メンバーから発信するようになったことで、もう一段、i☆Risは変わることができました。去年の『i☆Ris 6th Anniversary Live ~Lock on♡ 無理なんて言わせないっ!~』から、今年春の『i☆Ris 5th Live Tour 2019 ~FEVER~』は、自分たちがやりたいことを存分にやれました」

──アニメ・声優業界には数多くのユニットがする。その中でi☆Risは、どのような立ち位置にあると考えているのだろう?

「たしかに作品ごとにユニットが誕生するような状況になってますよね。どんどん新しいユニットが出てきて、声優さんの中には掛け持ちしている方もたくさんいらっしゃって、みなさん、大変だろうなと思います。そんな中で7年続けられたということだけでもすごいことですし、周りの支えやファンのみなさんの応援があってこそで、ありがたいなと思います。アニメが好きな方でも、i☆Risを知らない、聴いたことがないという方はまだまだいらっしゃいますし、アニメというフィールド以外でも、多くの方に知ってほしいなと思います」

──そのためにチャレンジしてみたいのが、TV番組だという。

「i☆Risのバラエティ番組を持って、コントとかやってみたいなって(笑)。6人揃ってのトークはごちゃごちゃになりがちなんですけど、それはみんなの個性が強すぎるからだと思うんです(笑)。むしろゲームの対抗戦みたいな企画をやった方が、私たちの良さが出ると思うんですよね」

──メンバーの個性の強さは、こうしてインタビューをしていてもビシバシと伝わってくる。i☆Risは歌もダンスもハイクオリティでありつつ、とても“面白い”人たちなのだ。

「面白いって言っていただけるのは、最高に嬉しいです。私たちの人間的な魅力を感じていただけているということですから。これからも6人でがんばっていきたいです!」

インタビュー・構成=鈴木隆詩

インタビュー第3回
久保田未夢 編 / 澁谷梓希 編は
11月20日(水)掲載予定です。

★ i☆Risさんのインタビュー記事はこちら! ★

● 第1回 山北早紀 編 / 芹澤 優 編
● 第2回 茜屋日海夏 編 / 若井友希 編
● 第3回 久保田未夢 編 / 澁谷梓希 編
● 第4回 i☆Ris全員 編

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