──ソロインタビューのラストを飾るのは、“ずっちゃん”こと澁谷梓希。今までのメンバーの発言を踏まえて、トリを取っていただきました。

「子供時代は『となりのトトロ』やディズニーアニメが大好きでした。友達に合わせて『ポケモン』とか日本のアニメも観ていたんですけど、両親が積極的に勧めてくれたのが、ジブリとディズニーだったんです。子供の頃ってお気に入りの作品は繰り返し観るじゃないですか。VHSのテープがすり切れるほど再生して、『となりのトトロ』の一つ一つのセリフやキャラクターの表情は、今も鮮明に覚えています。」

──熱心にリアルタイムでTVアニメを追いかけることはなく、周囲の流行りとは関係ない心穏やかな子供時代だったという。

「声優に興味をもったのは小6のころでした。『テニスの王子様』を観ていて、ふと、声を当てているのはどういう人なんだろう? と思ってネットで調べたんです。主人公の越前リョーマ役は皆川純子さんで、友希ちゃんと同じように、かっこいい男性役を女性がやっていることに驚きました。それ以来、もしかしたら自分も、こういうかっこいい声でキャラクターを演じることができるんじゃないかと思って、声優になりたいと考えるようになりました。また、『テニスの王子様』はキャラクターソングがたくさんあって、「100曲マラソン」のようなイベントも開催されていたじゃないですか。声優になれば歌も歌えるんだと思って、ますます憧れました。」

──高校生になると、声優だけでなく、いろいろなオーディションを受けるようになっていた。

「自分が今、どのくらいのレベルにいるんだろうということを試すという意味もあって、たくさん受けていたんですけど、どれもいいところまで行っては落ちていて。もっと真剣にやらなければと思ったのは高3のときで、1ヵ月大病を患って入院したことがあったんです。人生の時間を無駄にせずに、ちゃんと生きなきゃと思っていたときに見つけたのが、『アニソン・ヴォーカルオーディション』でした。私もみゆたんと同じようにニコ生のバナーで知りました(笑)」

──夢を諦めて、別の人生を歩むことも考え始めていたころのチャレンジだったという。

「応募したのが高3の1月というタイミングだったので、最後にこのオーディションに賭けてみようと。母に相談したら、「いいところまでは行くんじゃない?」と言われたんですけど、本当に受かってしまって。人生を賭けると奇跡が起こるんだなと思いました。でも、私もみんなと同じように、まさか自分がアイドルになるとは思ってなかったです!」

──そしてi☆Risの活動がスタート。すでに他のメンバーが語った通り、初期は本当に大変だった。

「いろいろなことがあったんですけど、悔しいなと思った一つが、2013年のアニサマ(Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE-)でした。まだ、ほとんどの人に知られていない段階だったので、i☆Risの出番のときがお客さんの休憩タイムになってしまって。しかも1曲歌っただけでMCもなく、ステージは一瞬で終わったんです。2014年は出演できなかったんですけど、後輩のWUGちゃん(Wake Up, Girls!)が出演しているのを見に行って、そこでまた悔しい気持ちが甦り、絶対に来年は出演する! という気持ちを持って帰りました。ちゃんと自分たちを知ってもらってから、もう一度出演したいと思いました」

──アニサマでは悔しい思いをしたが、『プリパラ』がスタートしi☆Risが好転し始めたのも2014年だ。

「本気で『プリパラ』がなかったら、i☆Risはすでに解散していたと思います。声優としてもアイドルとしても、自分たちの存在を世の中に伝えられた作品でした。」

──それを越えて、2015年4月。i☆Risにとって初のツアー、「i☆Ris 1st Live Tour 2015 〜We are i☆Ris!!!〜」が始まる。

「印象に残っているライブを一つ挙げるとすると、私は1stツアーですね。特にファイナルのZepp Tokyoは、自分の好きなアーティストさんがみんな立ってきた場所なので、楽屋に入っただけでテンションが上がり、ステージにi☆Risのセットが組まれているのを見て、さらに高まりました。i☆Risがアーティスト活動している、すごい!って思ったツアーでした。」

──デビューから7年。i☆Risの成長をどのように感じているだろう?

「みんな大人になったなって思います。1stシングル「color」のMVを見返すと、みんな今とは全然違うし、全く踊れていないんですよね(笑)。今はその時と比べると別人のようになって、パフォーマンスも圧倒的に変わったと思います。声優さんがたくさん出演するイベントに出させていただくと、「i☆Risって歌えて踊れて、すごいよね」と言われることが増えてきて、自分たちでは決してすごいとは思ってないんですけど、認めていただけるのはすごく嬉しいです。つらい思いをして、合宿したりトレーニングしたりしてきてよかったって思います。」

──i☆Risの活動と並行して、アニソンDJも始めた澁谷。「DJずっ from i☆Ris」として、フロアを盛り上げている。

「今後やってみたいのは、i☆Risのリミックスアルバムです。自分でもリミックスするので分かるんですけど、リミキサーによってサウンドにすごく個性が出て、面白いんですよね。私がリミキサーの人選をして、1枚まるまるi☆RisのリミックスというCDを作ってみたいなと。それを使ったDJで私がまずはパーティを盛り上げて、その後、i☆Risがライブをする。これって完璧ですよね(笑)」

──i☆Risのメンバーそれぞれの思い、受け取っていただけたでしょうか? インタビュー最終回となる次回は6人揃っての楽しいトークをお送りします。裏話満載なので、お楽しみに!

インタビュー・構成=鈴木隆詩

インタビュー第4回
i☆Ris全員 編は
11月27日(水)掲載予定です。

★ i☆Risさんのインタビュー記事はこちら! ★

● 第1回 山北早紀 編 / 芹澤 優 編
● 第2回 茜屋日海夏 編 / 若井友希 編
● 第3回 久保田未夢 編 / 澁谷梓希 編
● 第4回 i☆Ris全員 編

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