──3週にわたって、メンバーそれぞれの言葉をお届けしてきたマンスリー・インタビュー。最終回となる第4週は6人のフリートークをお届け。まずは、「アニソン・ヴォーカルオーディション」合格者として出会った頃の思い出から語り合ってもらった。

茜屋 6人が最初に集められた日、友希ちゃんはみゆたんに話しかけたって言ってましたが、私は優ちゃんとエイベックスのビルのコンビニで出会いました。

芹澤 そう、コンビニに入ったら、きれいな子がいたんです。きっと合格者だなって思いました。でも、ひみちゃんは首からタオルを下げて、めっちゃ汗掻いてました(笑)

茜屋 恥ずかしー(笑)。

若井 そうそう、私は早朝ジョギングする人みたいって思った。今の姿からは考えられない田舎臭さでした(笑)。

澁谷 よくぞここまで垢抜けたよね。

茜屋 私もコンビニで会った優ちゃんのオーラがすごかったから、この子は合格者だと思って。その瞬間、オーディションに受かったのは私だけじゃないんだと悟りました。で、エイベックスの会議室に案内されたら、案の定みんながいて。

山北 なるほど、初めて会ったときのギスギス感はそれだったんだね(笑)。私は電話で聞いて、ユニットを組むって知っていたけど。

芹澤・茜屋 だってウチらは超ソロ志向だったから(笑)

若井 私もソロデビューできると思っていたから、あれ、6人もいるぞって(笑)。その中でも一番容姿がすごかったのが、ずっちゃん(澁谷)でした。髪型はオン眉、三つ編みで、オーバーオールを着て、アイロンビーズで作った「マリオ・ブラザーズ」のスターの大きなネックレスをしていて、この子すごいなって。

澁谷 いわゆる青文字系です(笑)今は変わりましたけど、その当時から原宿系のファッションは好きでしたね。

久保田 私は友希ちゃんに最初に話しかけられていたんですけど、すごい怖かった(笑)。だって、茶髪でミニスカで、めちゃ高いヒールを履いて、まさにエイベックス系って感じだったんです。

若井 ギャルだったからね(笑)。

久保田 私も合格者が複数いるって、電話で聞いていたんですけど、アニソン・ヴォーカルオーディションだから受かった子はみんなオタクだと思っていたんです。でも蓋を開けてみたらオタクは私ひとりで、誰ともしゃべれんって思いました(笑)。

澁谷 私にとってのインパクトは、芹澤優ですね。みなぎる自信がすごくて、オーディションのときから印象に残っていたんです。気合いが入った子がいるなあと思っていたら、同じユニットを組むことになったと(笑)。

若井 優は最初から闘志に溢れていたよね。私がセンターよ、みたいな感じで。そういう気持ちって大事だなって、見ていて思いました。

芹澤 最終審査のときから、周りに対してバチバチだったから(笑)。ひみちゃんみたいに、審査で一緒になった子とご飯を食べて帰るなんて考えられませんでした。

──6人でアイドルユニット結成と相成り、個別インタビューでも出てきたスパルタ合宿が始まる。

澁谷 朝のジョギングは本当にイヤでした。

山北 私かみゆたんが、いつも最下位だった記憶があります。

芹澤 ひみちゃんと友希ちゃんが速くて、ずっちゃんも私もしんどかった。

茜屋 運動部だったからね。それに田舎者だったら、「これが東京かー、ビルがいっぱいだー」って思いながら走ってたら、いつの間にかゴールしてた(笑)。

芹澤 はー、いいよね(笑)。

山北 最初の合宿では、みゆたん、セリコと同室だったんだけど、みゆたんは毎晩、親に電話しに行って、寝る時間になるまで戻ってこないんですよ(笑)。

芹澤 あー、そんなことがあったね。

久保田 ちょっと電話してくるねって出てていって、エレベーター前の椅子に座って、2時間くらいずっとママに、「帰りたい。こんなはずじゃなかった」って愚痴ってました(笑)。

若井 いや、ホントにここまでつらい合宿だとは、誰も思ってなかったから。

芹澤 私、つらすぎてバカになったさきさまの動画、まだ持ってる!

山北 なにそれ? 私、そんなだった?

芹澤 理由はわからないけど、部屋を真っ暗にして爆音の中で踊ってた。

山北 そんなことしてたんだ。違うよ、みんなを和ませようとしてたんだよ(笑)。私は夜、ホテルの部屋にいるときは楽しくて。だって現役高校生の話を聞ける機会なんて、二十歳過ぎたらそうそうないじゃないですか。

芹澤 最初の頃は本当に一緒にいる時間が長かったからね。

澁谷 ライブ前のチラシ配りとか、私は本当にイヤだったから。配り終わらないうちはライブ会場に戻ってこないでって言われて。それで何枚かまとめて渡したりしてました(笑)

山北 ライブも最初は3曲歌っただけでバテバテだったのを覚えてます。MCも言うことやボーズを全部考えて、形から入って。最初はみんなネコを被ってましたね(笑)。

久保田 合宿もライブも、最初の1年は本当に鍛えられて、体力もついたしメンタルも強くなりました。あの頃の6人を励ましてあげたいよね。「そのうち、なんとかなるから、今は耐えろよ」って(笑)。

──そして今、i☆Risはここまで大きくなった。

澁谷 それぞれをリスペクトし合えるようになったのが大きいと思います。特に『プリパラ』のときは6人一緒のアフレコだったので、声優としてがんばるみんなの姿を見られて。今はみんながソロとしてそれぞれの分野で活躍しているのも尊敬できるし。

芹澤 特にこの1年は、i☆Risがすごくいい状態でしたから。みんなそれぞれにがんばっていて、i☆Risとして集まると、グッとi☆Risに集中している感がありました。

山北 やっぱり7年という月日があったからだよね。6人揃えば、それぞれが補い合えるし、みんなの考えていることも伝わってくるし。

久保田 定期的にライブやイベントがあって、i☆Risとして活動しているからこそ、普通の声優さんよりもファンのみんなの近くにいられるという思いがあります。そこもi☆Risをやっていてよかったなと思うところです。

若井 だから、個別の活動の方に力が入っているんじゃないかと、ファンのみんなが感じてしまわないようにしたいと思っているんですね。常にi☆Risとして活動しているという状態を、これからもずっと続けていきたいです。

茜屋 私も同じ思いですね。人気とか結果にとらわれず、i☆Risでいられるのが純粋に楽しいし、好きだなって思えます。i☆Risはi☆Risなんだって自信と余裕を持って仕事に臨むことができるようになったので、早く次のライブがしたいなって思います。

インタビュー・構成=鈴木隆詩

★ i☆Risさんのインタビュー記事はこちら! ★

● 第1回 山北早紀 編 / 芹澤 優 編
● 第2回 茜屋日海夏 編 / 若井友希 編
● 第3回 久保田未夢 編 / 澁谷梓希 編
● 第4回 i☆Ris全員 編

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